学園理念
キリスト教精神に則り、法人設立理念である「勤勉・独立・共同・正直・清潔」を守り、子どもたちの健やかな成長と自立に向けた支援を行います。
社会福祉法人 幼年保護会 横浜中里学園
園長井苅 献太
2017年4月、横浜中里学園は多くの方々のご支援を受けて誕生しました。
この学園で暮らすこどもたち、また、これから入ってくるこどもたちに望むことは、幼稚園や学校での生活、友人関係やアルバイトなど、様々な事を経験する中で、何度失敗してもいいので、その度に何度でも立ち上がって欲しいという事です。そして、共に暮らす仲間は、そんな仲間を何度でも許し、信じる努力をしてほしいと思っています。
また、高い志を持って入職してくる職員には、ルールやマニュアルではなく、生活する者同士の温かい関係の中での枠づくりを目指し、最も小さい者がニコニコして生活できる空間を作る努力をして欲しいと願っています。
そして、児童福祉に関心を持っている方々、関係機関・近隣の方々には、私たちが何を大切に生活しているのかを知っていただきたいと思っています。
見学等のご希望があれば、御気軽に声を掛けてください。よろしくお願いいたします。
社会福祉法人 幼年保護会 横浜中里学園
副園長阿部 祐之助
私は、横浜中里学園開園前の平成27年10月から、横浜家庭学園内に設置された開園のための準備室で働かせていただき、今日に至っています。
以前、県立中里学園で働いていましたが、たまたま当法人が、県立中里学園の後を引き継ぎ運営するとお聞きし、参加させていただきました。また、元中里学園で働いていた何人かの職員にお声をかけ、当園の職員になっていただき、議論をしながら当園の運営の基本となる運営指針を作成しました。めったに出来ない施設の創設に携われたのですから皆、白熱した議論になることもしばしばでした。
そして、平成29年3月25日に、11人の子どもたちが県立中里学園から当園に移動してきました。4月6日の朝に、小学生が職員と一緒に登校する姿を、今でもはっきり覚えています。私は、無事に子どもたちを中里学園から引き継ぎ、安全に生活を開始することを一番に考えていましたから、“この日からが本番”という思いで緊張する日でもありました。
あれから早いもので4年目を迎えました。根気強くこども達に寄り添い、接してくれる若い職員の姿があります。また、いつも学園のこども達を気にかけて下さる地域のボランティアの皆さんや関係機関の皆さんが周りに多くおられます。感謝です。これからも、優しく時には厳しく見守っていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
基本方針
(1)いかなる差別や虐待も許さず、権利侵害防止に努め、子どもが社会の一員として自立していけるよう支援します。
(2)幅広い層の子どもたちを受け入れ、それぞれの発達段階に応じた生活空間が提供できるよう小規模運営を行います。また、一人一人のライフヒストリーを大切にし、自己肯定感が持てるよう支援します。
(3)自立を目指す高齢児等を積極的に受け入れ、社会への足掛かりを築くことが出来るよう支援します。
(4)地域と共に歩む運営を目指し、ボランティアや里親等の協力のもと養育支援を行うとともに、自治会・学校との連携に努めます。
(5)良好な職場環境を作るとともに、法人研修・園内研修の実施や外部研修への参加を計画的かつ積極的に行い、自己研鑚に努め、専門性の強化を図ります。
横浜中里学園沿革
2014年 12月 | 横浜市民間児童養護施設整備事業公募 |
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2015年 3月 | 幼年保護会が同事業実施法人に選定される。 |
2016年 2月 | 起工式 |
2017年 3月12日 | 開所式 |
2017年 3月25日 | 県立中里学園より措置変更される児童11名が引越。 |
2017年 4月 1日 | 開所(131・311・321の計3ユニットでのスタートとなる)定員45名 在籍児童11名 |
2017年 5月 | 132(男子ユニット)開設 |
2018年 1月 | 312(年少ユニット)開設 |
2018年 3月 | 322(女子ユニット)開設 |
2018年 10月 | 121(男子ユニット)開設 |
2019年 4月 | 敷地内に児童家庭支援センターみたけ開所(併設) |